NISHIOGII-KITA
この住宅は、南にJR中央線、北には善福寺川が流れる杉並区の住宅地に位置する。建物は台形の敷地形状に合わせるように台形の平面とし、敷地の特性から、東西面を閉じ、南北方向に開く構成とした。南外観に光と風を取り入れるための大きな外部空間を挿入し、屋根と壁によって囲われたテラスとしてリビングダイニングの一部に取り込んだ。ダイニング、キッチンはリビングより半層下げて1.5層の天井高を確保し、その斜面の全てトップライトにすることで常に明るい内部空間を創り出している。この最上階のリビングダイニングの空間は、台形の平面形と南北方向のレベル差や視線の抜けによって住宅密集地において広がりのある開放感を獲得した。
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