全労済情報センター
全労済情報センターは、多摩ニュータウン南西部の緩やかな丘陵地に位置し、情報処理施設の情報センター棟、アプローチと連続するギャラリー棟、それらを結ぶエントランス棟の3つに分けられた。住居地区との緩衝地帯としてとったオープンスペースは別所公園へつながるように、あたかも公園に建つ小美術館のようなギャラリー棟と共に地域に開かれた配置とした。ギャラリーは100mRの大きく弧を描く壁によってリニアな展示空間をつくり出し、スロープをギャラリーへ降りていくと、トップライトのアルミハニカムペアガラスは常に自然光を拡散したような光が降り注ぐ。その空間は、繊細でシャープな緊張感のある展示空間となった。
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