北斎館プロポーザル
北斎館は墨田の文化を発信する開かれた美術館です。そこで浮世絵の版木を模した壁を東西に14枚建て、公園側と南側を開きます。そうすることでまちに親しまれるランドマークづくりとしての提案です。外部空間を積極的に設けることで公園のある北側から南側に向けて道ができ、利用者が気軽に施設内を縦断できます。建築の中に外部を積極的に取り入れることで敷地面積以上の広がりを感じることができます。作品はデリケートな展示品です。作品の劣化や損傷を防ぐためケースに収めることで作品の劣化、損傷を防ぎます。また展示空間の採光を抑えて損傷を防ぎ、展示空間全体が静かで落ち着いた雰囲気を目指します。公園側と南側に開口を多く設け、また建築敷地内に外部を挿入することで新鮮な風や光を施設内に循環させ明るく心地よい空間を演出します。
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